新年おめでとうございます。
本年も東京新聞ならびに桂枝太郎を何卒、ご贔屓宜しくお願いいたします。
さぁ、2012年! ほっとWebも龍のように上り調子で…え? 何ですか? スタッフのKさん。
「あのぅ、大変言いづらいのですが、今回で最終回でして…」
え!? 終わりですか? 新年始まったばかりなのに!?
「えぇ、打ち切りでして…」
せめて「卒業」と言ってくださいよ!
そうですか。昨年4月から始まったこの「東京マドンナを訪ねて」。いろいろな女性に会ってきました。
女優の西山繭子さんの回では、女優さんの美しさに圧倒され、バスガイドの佐藤かおりさんの時は震災直後、故郷の被災地から直帰での取材でした。フラワースタイリストの平井かずみさんの笑顔とカフェの雰囲気に癒され、バレリーナの藤瀬梨菜さんの頑張りとその後に観に行った公演の成功に感動して、探偵の宗万真弓さんの用意周到さに驚き、「流石」と納得! ウェディングドレスデザイナーの伊藤羽仁衣さんの人間性に惹かれ、水泳選手の寺川綾さんにお会いした時は憧れを隠しきれずに単なるミーハーファンになってしまった。事務所の先輩、いとうあさこ姉さんとはじっくりと話せて嬉しかったし、レストランオーナー岸淳子さんの料理に舌鼓。書家の中塚翠涛さんのおかげで手書きの文字の素晴らしさに気づきました。
自分の人生に誇りを持って輝いている10人の女性に出会ってきました。残念ながら結婚相手は見つかりませんでしたが(笑)
さぁ、ラストマドンナはラジオパーソナリティーの高頭なおさんです。
今年は辰年! まさに辰(立つ)真打(トリ)跡を濁さず。最後まで気を引き締めて頑張ります。
実は今回の高頭さんと私は数年前からのお付き合い。平成21年に行われた私の真打披露興行にも来てくださいました。それから、毎年、お正月の初席にも顔を出してくれます。
「落語とラジオは似てるんです。両方とも聴き手に(背景を)イメージして、匂いを感じさせる。リスナーやお客さんに絵を浮かべられるかどうかの仕事ですから」

ラジオと落語は共通点が多いですね。

「子どもの頃は保母さんになりたかった」と語る高頭さん。その後、中学生で、芸能界への憧れをいだくようになります。
「でも歌は下手なんで、モデルの方へ行こうと思いました。そうしたら、ひょんなことからモデルの仕事の話がきて、アルバイト感覚でやっていました。でも“モデルだといつか壁に当たるな”と思っていると、ラジオのオーディションの話がきて…。私、保母さんにはなれなかったけど、夢は叶っているんです(笑)」
そうですね。まさにトントン拍子! あとは尼寺にでも行くしかないですよ(笑)
「でも、私の場合、入口は楽に入れるけど、入ってから苦労しました。ラジオもやり方がわからないから、毎回、お腹が痛くなりながら頑張りました。」

ラジオスタジオに入れていただきました。


高頭さんは母親でもあります。
「今でこそ、手がかからなくなりましたけど、前は週4回、ラジオの生放送をしながら子育てをしていましたので、大変でした。でも、親がしっかりしないと子どももちゃんとしません。親は鏡にならないといけないと思っています」
28歳からラジオパーソナリティーを始めて15年間、スタジオの中で喋り続けています。
「ラジオは個性と性格を出す媒体だと思っています。私は100人聴いていたら、1人だけ共感してくれたらいいと思っています。万人ウケしようとは思ってないんです。それを毎週意識しています。何となく喋って終わりじゃ、つまらなくなります」
つくづく落語と似ていますね。私も師匠から「嫌いだというお客様と同じくらい、好きだというお客様もいる」と教わりました。だから、一生懸命、嫌われようと下ネタを言い続けています(笑)。

最初は、フリートークがたいへんでした。
「そりゃ、ありますよ。番組中に失言をしてしまい、リスナーから苦情がきた事があります。でも、あの時、怒られていないと何年後かに、もっと大失敗をしていたかもしれない。キャリアが上になってくると、ごまかし方を覚えたり、だれも怒ってくれなくなるんです。だから、常に甘えないように心がけています」

こうやって、投稿はがきを読みたかったんです。

このスタジオで、ラジオパーソナリティーの仕事をしています。

巣鴨で生まれ育った高頭さん。
「夢をつくるのが怖いので・・・(笑)。あまり目標とか夢はつくらないようにしています。出産で1年休んだことも良い意味で転機になっているし、家族と一緒に頑張るっていうのが今の目標かなって思ってます」

最近、自分のための趣味を始めました。テニスと韓国語です。
「プロの仕事図鑑」と合わせて、2年間。様々な職業の人達にもインタビューさせていただきました。どの方も皆仕事に真剣に向かい闘っている方々でした。そんな人達の人生に触れ、私も噺家として成長できた気がします。


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![]() 座布団1枚です! |
さぁ、最後のなぞかけ!
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桂枝太郎の「東京マドンナを訪ねて」は今回で最終回です。お後がよろしいようで。
3月からはじまる新コンテンツにご期待下さい。
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●生年月日 ●出身地 ●芸種 ●階級 ●芸歴 |
1977年 岩手県衣川村 落語 真打 1996年6月 桂歌丸に入門 1996年11月 前座になる。名は歌市 2000年6月 二ツ目に昇進、花丸に改名 2009年4月 三代目枝太郎を襲名 |